物の取捨選択は、風水的に見ても、とても理に適っていることです。
自然界の全てのものには気が宿ります。
新しいものほど陽の気が強く、反対に古い物ほど陰の気が強くなります。
ただし、先祖代々受け継がれた大切な物や、
自分が心から気にっている物は、古くても運気をもたらす物となります。
また、使わずにしまっている物にも、陰の気がこもります。
使っていないということは、その物を活用していないということ。
つまり命のない状態だと言えるのです。
そういった物を捨てることは逆に、幸せを呼び込むことに繋がります。
不用品を処分することによって、部屋の中に新しいスペースができますから、
そこへ良い気が流れ込むことになります。
何かを手放すと、その分身軽になって、何かを受け入れる余裕も生まれます。
人はその空間の気を吸収していますので、運のよい人になるためには、
陽の気で満ちた空間で生活することが大切になります。
使わない物や不要な物が家の中にあふれていると、
気の代謝が落ちて、家中に陰の気が充満してしまいます。
そればかりか、気の代謝が悪い家に住んでいると、病気になる可能性だってあります。
物を捨てられない人は、人間関係が滞りやすい人だと風水では考えます。
人間関係などの縁の気は、風から生じるとされているため、
不要な物が多い家には風が流れず、その結果、縁が生じない家となってしまうのです。
幸運な体質をつくるためには、「いつか使うかもしれない」、という発想を捨てて、
今の自分に必要ない物、使わない物は処分しましょう。
「いらない物はすぐに捨てる」という習慣が身に付けば、
綺麗な部屋の状態を維持できるようになります。