人は寝ている間に運気を吸収します。
良い運気をどれだけ吸収できるかが、その人の運を大きく左右することになります。
眠りが浅い、どんなに寝てもスッキリしない・・
という状態では、良い運気を招くことはできません。
そのため風水では、寝方のうまい人は運の良い人であると考えます。
そういう意味でも、寝るための寝具が運気に与える影響は大きいのです。
寝具の収納には十分な注意が必要となります。
まず、布団を押入れに収納する場合、下段に収納してはダメです。
押し入れの下段は湿気があり、また大地に近いことから、陰の気が満ちています。
ここに布団を収納しますと、布団に陰の気が吸収されてしまいます。
寝ている間に陰の気を吸収すると、健康面に影響が出ますので、
面倒でも、布団は押入れの上段に収納するようにしましょう。
次に寝具の収納に関する注意点としては、
布団をおもちゃや家電などと一緒に収納しないようにすることです。
おもちゃは動きを表す木の気を持つもの、家電は火の気を持つアイテムです。
どちらも布団が貯めるべき運気を消耗させてしまいます。
上下段など段を変えたり、仕切りを作って、区別して収納するなどの工夫が必要となります。
また、ぬいぐるみは愛情の気を吸い取ってしまうので、枕元にはたくさん置かないようにしましょう。
ちなみに、寝る方角ですが、一般的に北枕は縁起が悪いとされていますが、
風水では北は水の方位とされていますので、北枕で寝るということは、
水の気を頭から吸収すること、つまり頭寒足熱の寝方ができるということになります。
また、風水では気は北から流れ、南に抜けていくと考えられますので、
北枕で寝ることで頭から生気を吸収し、体に溜まった毒を流せます。
それより注意すべきなのは、寝室にある姿鏡の存在です。
自分の寝姿が映ってしまう位置に鏡があることを、風水では鏡光殺といいます。
この状態だと、悪夢にうなされやすくなるため、安眠できず、
結果的に凶運がもたらされてしまいます。
もし鏡が移動できないタイプであれば、睡眠中は布をかけておくと安心です。