家を建てる前に重要なのが、住環境の基礎ともなる土地選びです。
土地は気を発して、家や人に大きく影響を与えるので、
慎重にチェックしましょう。
日本では多くの人が高い家賃を払い、
狭い土地に住まなくてはいけませんので、
余計に太陽の動きや風の動きが大切になります。
家相に全くの興味も関心もない人であっても、
住み心地の良い家を探す場合の参考になることも多いので、
ある程度は家相のなんたるかぐらいは知っておいても損はないでしょう。
風水では、地のエネルギーに勢いがあって、
よい気に満ちている土地を、良い土地と考えます。
日当たりがよく、地盤が安定しているほか、
肥えている土地が当てはまります。
自分や家族がその場に立ったとき、
心地良いと体感できるかどうかも大切な基準です。
一方、よくないのは、
例えば周囲に守ってくれるようなものがない丘のような高い土地です。
風の影響で気が逃げてしまいます。
周囲から一段低い土地は、
上の土地からエネルギーの影響を受け、
水はけも悪くなりがちなので、よくありません。
また道路は土地に川のように気を運ぶため、
道路との位置関係によっても土地の良し悪しは変わります。
例えば、T字路や袋小路の突き当たり、
L字型の曲がり角にある家は、
邪気をまともに受けるので、よくありません。
道路の弧の内側であれば、風当たりが強くなく、
気が逃げないため良い土地だといえます。
同様に、L字の曲がり角の内側も、悪いエネルギーの直撃がありません。
最後に土地の形としては、
四角い土地は人間にとって安定の形とされていて、
良い土地となります。
また、東西に長い土地であえれば、南が大きく開けて、
日当たりがよい家になりやすく理想的です。