家相の中でも、なかなか吉相になりにくいのが廊下です。
マンションなどでは、廊下が家の真ん中を突っ切っていることがよくあります。
そのほうが各部屋の独立性を保つ上では都合がよいのでしょうが、
家相上、これはあまり良いことではありません。
なぜかというと、廊下を家を二分していると、
家族の気持ちが分裂し、家庭が崩壊してしまうと信じられているためです。
廊下が家を二分していると、
各部屋が独立しすぎてしまい、
お互いの顔を見合わせることが少なくなってしまうためです。
それぞれが、自分の部屋で食事まで食べるようになってしまっては、
それこそ家庭の崩壊です。
ふすま一枚、あるいは壁一枚隔てただけですと、
各部屋のプライバシーは完全には守られません。
これに廊下を隔てると、ほぼ完璧となります。
だから、使い方さえ正しければ、廊下ほど利用価値の高いものもないといえます。
家相上では、廊下は家の長さに対して、
せいぜい3分の2程度が適当となります。
もし、長すぎたり、家を二つに分けるようであれば、
思い切って廊下を潰して部屋にするか、
押入れなどに作り変えるのも一案です。